ハ坂神社本殿

本殿は元文2年(1737)阿久津村棟梁板倉忠右衛門、弟子同万右衛門、木曳岸 織口の銘がある。間口・奥行共1.6m程の小さなものである。

神社の創建は承応3年(1654)領主水野備後守元網が京都八坂神社を勧請して社頭を寄進し、傍らに祇園山満蔵院を開き山伏玄沢法印を居住させた。祭神は牛頭天王・八王子・波利采女。

備後守は検地を実施し、備後堀を開削し住民に尽くしている。

創建と本殿・神輿の制作年が異なるのは平沢川の水害の影響。1650(慶安)54 55 64 81 86 96 97

一間社流造板葺1737(元文2巳年5月吉日)製 阿久津村棟梁 板倉忠右衛門
神社本殿 横5.33尺 縦5.2尺



神社本殿 1737 横1.6lm縦1.57m

(渋川市誌第4巻  社寺建築編)

八坂神社本殿